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  • 執筆者の写真MARCO

日本の企業を調べる方法

就職や転職活動をする時に興味のある会社を調べるでしょうか?会社のホームページなどをチェックする人も多いと思いますが、私のお勧めは上場企業の場合、有価証券報告書をチェックすることです。有価証券報告書とは金融商品取引法により主に上場企業に提出(開示)が義務付けられているものです。


有価証券報告書は誰でも閲覧することができます。金融庁が管理している電子開示システムEDINET https://disclosure.edinet-fsa.go.jp/ からすぐに入手することができます。


EDINETからトヨタ自動車の2020年3月31日期の有価証券報告書をみてみます。


世界のトヨタ自動車の有価証券報告書は187ページもありますが、企業の一般情報に始まり細かい情報が開示されています。財務や経理の状況などの情報が多いのですが、有価証券報告書の前半部分の企業の概況(経営指標、沿革、事業の内容、関係会社の状況など)には興味深い情報がたくさん含まれています。そこには業界に関する情報、会社の目指している目標、会社の課題、どの程度海外事業に力を入れているかなどが細かく記載されています。


 私は仕事で新しいクライアントに会う場合、必ず有価証券報告書に目を通し、その会社のことを事前に勉強してから会うようにしていました。就職や転職を考える方は自分が興味がある会社の有価証券報告書をみてOBに会ったり面接に臨むのがよいと思います。有価証券報告書を読んで感じたことや疑問に思ったことを質問するのもよいでしょう。


 会社のアニュアルレポートも充実した情報が分かりやすく掲載されていますが、私は会社の株主や利害関係者に開示される有価証券報告書にはありのままの事実が書いてあるのでその事実をみて自分でその会社のことを考えてみることが大切だと思います。また、面接やOB訪問で有価証券報告書をみているといったら相手の印象に残るかもしれませんね。

 次回からはいくつかの企業の有価証券報告書をみて実際に企業のことを調べていくことにしましょう。

Have a good life !

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