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就職活動で大切なこと(企業の選び方)

更新日:2020年7月23日

私は四年制大学(MARCHと呼ばれる大学です)の商学部を卒業したわけですが、学生生活をエンジョイしたものの、将来の夢は見つからないまま就職活動に突入しました。私が就職活動に選んだ業種は銀行、証券会社、保険、大手商社、大手広告代理店、アパレルでした。今思えば一貫性がありません。保険会社は大学で生命保険のゼミに入っていたこと、アパレルは洋服が好きだったからと一応の理由はあったのですが、それらの業種を選んだ主な理由は有名(上場)企業で給料も高そうだからという単純なものでした。


 私が学生に戻って就職活動をやり直せるとしたら、まったく違った視点で企業を選んでいると思います。私は海外の仕事を通じてこれまでたくさんの日本企業とお付き合いしてきました。私が学生時代に興味をもった会社の中にもちろん良い会社があるのですが、他にもたくさんの知られざる優良企業があることに気が付いたわけです。ここでは個別の会社の良し悪しについて書くことはしませんが、自分にとって良い会社とはどのような会社なのか考えてみることにします。




★業種の選び方

給与水準にこだわる人:

 私は給与の水準は会社を決める大切な要素だと思います。億万長者になる必要はないかもしれませんが、豊かな人生を送るためにはお金はあっても無駄にならないものだと思います。給与が安くても自分が好きなものに関係する会社で働きたいと考える方がいるかもしれません。例えば旅行が好きだから旅行会社、洋服が好きだからアパレル系を受けようと考える人も多いでしょう。これは間違った考え方ではありませんが、あまりお勧めできません。大企業に就職する場合、すぐに自分が思い描いた仕事をできないことが多いのです。会社には営業、人事、広報、経理などいろいろな部署があるわけで所属する部署によってはその業界に直結した仕事ができるとは限らないのです。会社での仕事が忙しく、残業や休日出勤が多いAさんとBさんがいるとします。自分の趣味に関係する会社に入ったAさんの月給は30万円、給与が高そうだからと会社に入社したBさんの月給は100万円だった時にどうなるか。Bさんは忙しいけど高い給料をその分もらえている・・・と考えることができるかもしれません。一方でAさんは好きなことに関係する会社であっても自分の仕事によほどのやりがいがなかったら働いていくことが苦痛になっていくかもしれません。


 給与水準に重きをおくなら、給与水準が高いと言われている企業をインターネットなど調べてその中から自分に合いそうな業界を選ぶのがよいかもしれません。金融、商社、広告代理店、外資系企業あたりが多く該当するかもしれません。繰り返しになりますが、お金が一番大切ということはありません。ただ、理想と現実は違うかもしれないと考えておくことは後で後悔しないためにも大切なことだと思います。


アフター5を充実させたい人:

 仕事を人生の中心にする人は少なくありませんが、そうでない人もいます。仕事はあくまでも生活のため(稼ぐための)手段であり、人生の生き甲斐を仕事以外に見出すのも良いことだと思います。仕事以外にやりたい事がある人は給与水準にこだわらずとにかく、残業の少ない、休みの取りやすい業界を選択しましょう。どうやってそういった会社を探すのかは別の機会にお話したいと思います。


やりたい仕事が既にある人:

とにかく本が好きで出版会社に入りたい、マスコミで世の中の人に真実を伝えたいなど明確にやりたい仕事が決まっている場合はそのみちにいくことでよいでしょう。ただ、前に書いた通り理想と現実は時として異なる場合があります。本当にこの会社で自分のやりたい仕事ができるのかをとことん調べることが大切です。


★企業の選び方

業種が決まったら次は会社選びです。自分に合う企業をどうやって探しますか。本やネットで気になる会社を調べるのもよいのですが、それだけでは不十分です。一番有効な方法はとにかくその会社で働いている人の話を聞くことです。本やネットにある情報は表面的な情報が多いと思います。その会社の「生の情報」に触れるためには実際にその会社で働いている人に会って話を聞くのが一番です。仕事の内容、待遇、福利厚生、残業の有無などを聞きましょう。その人はその会社のことだけではなく(競合他社など)他の会社のことも知っている可能性もあります。実際にその会社で働いている人をどうやって探すのかと思うかもしれませんが、方法はたくさんあります。


· 大学のOB/OGを探してみる。大学の学生課、大学の会にOB/OGを紹介してもらう。大学の会とは早慶でいう稲門会、三田会が有名ですが、国内外のたくさんのOB/OGのネットワークがあります。

· 親戚、友人に紹介してもらう。


· 会社のインターネットに乗っている社員にコンタクトしてみる。私の連悪先は会社のホームページや講演会の資料に記載されているため学生からコンタクトされることがあります。仕事の内容を教えてくださいと真剣に頼まれれば、よっぽど忙しい人でなければ断る人はいません。

 よく言われることですが、就職活動とは会社が学生を選ぶのではなく、学生が会社を選ぶ権利もあるのです。長い人生の中でとても重要な分岐点になるわけですから、とにかくたくさんの情報を集め、たくさんの人に会って自分に合った会社を探しましょう。

Have a good life !

#就職活動#転職#業種の選び方#企業の選び方

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