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  • 執筆者の写真MARCO

ロシア産の牛肉

今のロシア産の牛肉のクオリティーはとても高いのですが、少し前からまでのロシア人の牛肉はお世辞にも美味しいと言えるレベルではありませんでした。なぜ急にレベルアップしたのでしょうか。

2000年のプーチン大統領の就任後、ロシアは資源価格の高騰もあり、国は急激に成長し国民の生活は豊かになりました。日本製品の人気は高く日本の車や家電製品も飛ぶように売れました。高級食材やワインも欧米からどんどん輸入されます。

しかしロシアによるクリミア併合でロシアは欧米から制裁を受けることになり、欧州から食品の輸入ができなくなります。輸入が出来ないなら自分達で作ろうと、畜産技術を輸入し、牛を育てることにします。ロシアの牧草は日本にも輸出するほど良質で畜産技術を得たロシアの牛肉は驚くほど高いクオリティになりました。日本の少し無理をして太らせた牛よりも美味しいかもしれません。

モスクワには新しいロシア産の牛肉を提供したヴォロネジというレストランがあります。肉だけを買うこともできます。画像からは分からないかもしれませんがとにかく美味しい。ヴォロネジはロシアの都市の名前で新しいロシア産牛肉発祥の地です。ワインも同じように制裁後に欧州の技術で素晴らしいロシアワインをつくることに成功します。

ロシアは資源に依存し過ぎていたため、自国の産業を発展させることが大きな課題でした。欧米からの制裁が思っていなかった成果を生んだことになりますが、プーチン大統領がロシア人を本気にさせるための意図的にそういった流れを作ったという説もあります。事実だとすれば凄いことですが、真偽は定かではありません。

いずれにしても恐ロシア、素晴らしや。


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