ロシア人の葛藤
私の自宅近くの人気のジョージア(グルジア)料理レストラン。良い天気にもかかわらずランチ時もお客さんがあまりいません。 ロシアではコロナウイルスの感染状況が悪化し、レストランにはワクチン接種、PCR陰性を証明するQRコードがないと訪問できなくなりました。テラス席は8月1日までコード無しでも行けるのですが、外食を避ける傾向が強く出ています。レストラン業界の売り上げが90%ダウンしたというニュースもあります。ロシア人はこの時期の短い夏を楽しみにしているので季節の良い今のタイミングで厳しい規制が出されるのはショックだと思います。同じタイミングで企業に対しても従業員の60%以上にワクチン接種を求めるルールも出しました。ワクチン接種を拒む従業員は無給の業務停止となる可能性があります。 こういった厳しい規制の背景にはスプートニクVの接種が進んでいないことがあるようです。接種率はようやく20%まで上がったところ。ロシア人がこれほどまでにワクチン接種に躊躇している(ロシア政府を信用していない)のは少し意外でした。私を含めロシアに住む日本人のスプートニクVの接種率は50%近くになっています。日本人の方がロシア人よりロシア政府(ロシアの医療技術)を信用しているというなんとも 不思議な状況です。 ロシアは昨年春の短期間のロックダウン以後、厳しい規制は出さず経済活動を優先してきました。大きな医療崩壊も起こらなかったのでロシア政府のコロナ対策は良かったのではないかと思います。しかし、国民からの反感を覚悟で厳しい規制を出すのはよほど感染状況が悪化している(悪化する)と政府が感じているとも言えるので、私も健康第一で生活したいと思います。 #海外生活 #グローバルスタイル #グローバルワーク #コロナに負けるな #海外旅行 #海外在住
